2017/11/11 リライト
実機は初めて
かなり前からドローンのことはニュースなどでよく取り上げられていて気になっていました。
Amazonが商品の配達に使うとか、姫路城や首相官邸に墜落だとかあまり良いイメージがありませんでした。
しかしドローンは今後急成長の分野。
ドローンを空撮や施設点検、荷物配送など可能性は無限。
ドローンを利用したビジネスも今後確実に急増するそうです。
ドローンが飛ばせればかなりの収入になる、といったテレビ番組もありラジコン好きな私の興味をそそりました。
そんなドローン、買おうと思えばAmazonなどで、誰でも手軽に買えてしまいます。
これまで私はドローンに触れたことがありませんでしたが、実際にどんなものなのか見に行ってきました。
行った先は
今回おじゃましたのは、大阪の豊中市、伊丹空港のすぐ近くにある
ドローンスクールジャパン大阪豊中校。
外から見れば大きな倉庫といった、全天候型のドローン飛行学校です。
関西では数少ない屋内飛行場ということで、天候に左右されないのがいいです。
ラジコンとの違い
昔は淀川の河川敷などでラジコンのヘリコプターや飛行機を飛ばしているのをよく見かけました。
そんなラジコンとドローンとは、何が違うのでしょうか。
どちらも無線式コントローラーで操縦するので同じようなのですが・・・。
大まかに言うと、ラジコンは人間が中心になって操縦しますが、ドローンはロボットのようにドローン自体が自動で飛びます。
ドローンはGPSなどたくさんのセンサーが搭載されいて、急な横風があったりしても安定飛行ができます。
なので飛行しながらの動画撮影などが比較的身近に出来るのです。
ラジコンでは神業レベルの飛行が、ドローンでは普通に出来てしまう訳です。
機体を操作する面白さは殆どマニュアルといえるラジコンでしょうが、ドローンは空撮など、飛行しながら高度な作業ができるという強みがあります。
操作性など
ドローンは神業飛行ができる、と言ってもその性能は値段によってピンキリです。
簡単に飛んでるように見えるのは、機体に仕組まれた多くのセンサーとマイコンのおかげで、まさに空飛ぶコンピューターといえます。
値段が高いほど性能が高くなり、その進歩も目覚しいです。
屋外飛行での急な横風、操作ミスで建物や人への急接近対策、指定したルート飛行などとても高度な飛行が簡単にできます。
実際に飛ばして
とはいうものの、自動飛行は今のところ完璧なものではありません。
GPSや各種センサーを搭載しているとはいうもも、時として非常事態はありがちです。
他の電波の影響で電波状況が悪くなる、建物の影響でGPSが途切れる、各種センサーの突然の不調などなど。
そういった自体は、聞いたところ以外あるとのことでした。
そんな時はどおするのか?
マニュアルで、自分で操作して機体を安定飛行させるしかないです。
要は、機械任せの飛行ではなく、自分である程度を持っている必要があります。
そんな技術を教えてくれるのが、今回お邪魔したドローン学校なのです。
ラジコンカーしか操作したことがない自分が初めてドローンを飛ばした感想は、はっきり言って、非常に難しいです。
機体自体が空中姿勢を安定制御させるモードでは、比較的に難易度は高くないですが、それでは先程の突発事態には全く対処できません。
よって、機体を水平状態に保つ機能以外、ほぼマニュアル飛行モード。
何が難しいかというと、ホバーリング中でもそうですが、直進しながら左右に曲がると、スーッと曲がった方向に機体が流れて行ってしまいます。
曲がり過ぎた分は、自分で反対方向に当て舵を切り、機体の流れを抑えないといけません。
では、地面に描かれた大きな円に沿っての飛行はどおか。
これは激ムズ。
超低速飛行でも、少し前進する度に機体が左右に流れ、円を描けません。
更に、機体の頭が常に前に向くように、左右回転にも神経を使います。
つまり、飛行中は機体の高さ、左右に曲がる方向、機体自体の向きと全てに注意です。
また、飛び去っていく機体の真後ろから見ている時はいいですが、逆に機体が自分めがけて帰ってくる時は、左右の操作は全て逆になります。
それだけで対応不可レベルです。
(ラジコン歴が長い方も苦戦)
そして、8の字飛行は。
もう思考停止です。
頭で思ったように指が動かず、本当に頭痛が。
ラジコンヘリ歴が長い方も、かなり苦戦しておられました。
YouTubeにある外国のドローンレースなど、驚異的ですね。
おわりに
ニュースやテレビ番組でも、最近ドローンを使ったビジネスが脚光を浴びており、ドローンパイロットの需要が高まっているとありました。
ドローンを使った空撮など、上手いパイロットはワンフライトで何十万も稼ぐとか。
これからの成長株の分野ではないでしょか。
とはいえ、現在はまだ多くの企業は様子見のような感じですね。
ドローンの性能は急上昇なので、頑張ってドローンパイロットの技を磨いても、自動飛行にすぐに追い越されそうな気もします。
しかし、ビジネスとして考えるのではなく、趣味としてドローンが飛ばせれれば、自分的にはかなり楽しいと思いました。
私の場合、実機で練習すれば何十機も大破するのが目に見えています。
そこで、ドローンスクールで実際に使われていた
ドローンシュミレーター
を購入し、こちらで練習することにしました。
このシュミレーター、なかなかリアルです。
設定がすごくあるし、機体も豊富なのがおすすめです。
ちなみに、プロポで操縦するときのレバーの役割設定ですが、モード1とモード2があります。
モード2は、右レバーが機体の上昇下降と左右曲がり、左レバーが前進後進と左右回転です。
業務用ドローンの操縦は、大抵がモード2です。
モード1はホビー系ですので、ドローンパイロット目標ならモード2ですよ。
今回のおじゃました学校学校では、このシュミレーターで10時間のフライト経験があれば、初級コースの授業料約10万円が免除になります。
ちなみにこのソフト、WIN10仕様とは書いていませんが、私のWIN10マシン(ノート)でも、支障なく使えました。
ドローンパイロットで高収入を目指し、こっそり自宅でドローンの練習はいかがでしょうか。