2017/09/19 リライト
マグロが食べたい
仕事が休みの日は、近所のスーパーに行くことがあります。
野菜が高い。
肉を買うなら鶏胸ですが、最近マグロが食べたい気分です。
肉コーナー手前の鮮魚コーナーを覗くとサーモンやマグロの刺身がありました。
自分と同じようにマグロを買おうと品定めしている主婦達がいて、マグロは人気です。
マグロのお造りが食べたくて、赤身より少し脂がのっているのを手に取ると
値札には約600円(90g)。
美味しそうなやつって、やはり高いんですね。
食いしん坊の自分には、90gでは物足りず、ましてや子供がマグロ好きのため・・・、食卓を想像して止めました。
しかし買い物を終え店を出た時、あることを思い出しました。
中央卸売市場に行けば、マグロなんていくらでもあるのです!
大阪市中央卸売市場
行ってきました。
茨木市にも卸売市場がありますが、福島区の市場の規模は大阪府内では最大です。
市場に到着したのが午前6時少し前、空はまだ薄暗いです。
その時間になると、既にセリは終わっていて、各卸店もそろそろ片付けモードといった雰囲気。
一般客はお断り、では無いでしょうが、自分のような素人客は見当たりませんでした。
市場内は縦横に狭い通路が通っていて、そこにも商品の魚が積まれているので歩くのが大変です。
そんな通路を仲買人や配達人が忙しく行き来し、魚屋で品定めするようなのんびりさは禁物です。
目当ての魚を探しながら前から来る人を避け、脇から飛び出ててくる三輪の電動運搬車にも注意です。
自分が避けないとマジで轢かれますよ。
コツは、一般人丸出しだと邪魔者扱いされるので、さも商売人が取引先のお店に向かうがごとく、ズンズン進んで行くことです。
そうしながらも、目当ての魚などを見つけたら、とりあえずその場所を記憶し、他の店でもっと良いのがないか探すのです。
だいたいどこの店でも季節ごとに同じような魚を扱っていますので。
そのようにしてマグロを見て廻るのですが、マグロは人気なのでしょうか。
マグロの店が全体の三分の一ぐらいはありそうです。
店は沢山あっても、どこの店が安く小売してくれるなんて全く見当がつきません。
それにしても、小分けにしているとはいえ、ブロック状のマグロの塊が大きくてビビリます。
最低でも、食パン半斤ぐらいはありそうです。
思わず立ち止まる
さばいたマグロの背骨に残った赤身をスプーンで取る作業を目撃しました。
小さな魚では捨てているでしょうが、マグロは違います。
この部分の身は、中おちという部分で、居酒屋ではいい値段になってます。
近所のスーパーではお目にかかれないでしょう。
旨いらしいですが、食べたことがありません。
思わず興味半分で小売して欲しいと声を掛けました。
作業中のその人は、中おちは量が少ないので予約しておないと無理、と冷たい返事。
しかししばらくその場から離れずにうろうろしていると、少しでいいならOKと逆に声を掛けに来てくれました!
値段は
キハダマグロ 500g 1,500円
本マグロ 500g 2,000円
なんだか高いような・・・。
しかしせっかく来たので、話のネタに、本マグロの中おち買いました。
500gは、最初は少ないようなイメージでしたが、透明パックにぎっしり入った中おちは相当ボリュームがあります。
夜、食べやすい大きさに切りそろえ、フグの作りのように大皿に並べていくと、お好み焼き用の大皿に乗り切らず、皿2枚分になりました。
十分すぎる量です。
キハダマグロに比べると本マグロの中おちは、脂でかなりギトギトした感じです。
生臭くないか少し心配でしたが、わさび醤油でパクリ。
・・・・。
ウマすぎる!
心配した生臭さはまったく無く、口の中で溶ける感触で大トロに匹敵する味わいでした。
くら寿司のネタで比較するなら、個別注文の上トロよりも明らかに旨いです!
(比較対象になりません。)
回転寿司でも上トロはいい値段ですが、それと比較するなら、500gが2,000円の本マグロの中おちは、かなりお得だと思います。
大トロ一貫に中おちを2切れ載せたとすると、いったい何十貫分になるでしょうか。
せこい例えですみません^^;
おわりに
とりあえずお伝えしたいのは、中央市場は一度はいってみる価値ありです。
私はもう、マグロに関してスーパーでは買う気がありません。
自分で料理できるかは別として、マグロの頭やカマなど、小ぶりなものは捨てられていました。
あら炊き用のアラなんか、うまくいけば格安でいくらでも手に入ると思います。
マグロに限らず他の魚やエビ、別棟では野菜や果物も絶対安い。
少しまとめ買いしないといけない点だけクリアーすれば、同じように見える品でもスーパーなんかより美味しくてお安いものが山盛りです。
年末の市場は全体的に相場が上がりがちです。
行くなら少し早めの時期か年明けが良さそうですね。