知らないと損する歯磨き。この本を読めばあなたは変わる!

抜歯

かなり前になりますが、親知らずが虫歯で痛さのあまり抜きました。

その時歯医者さんから、他の親知らずもいずれは虫歯になりそうなので抜きます?

と言われ、当時仕事が激務で通院時間がほどんど無かった私は、つい言ってしまったのです。

親知らず、まとめて全部抜いてもらえますか?

結果、2回位の通院で3本の親知らずを抜きました。

今から思えば無茶をしたものです。

メスでえぐったりドリルで削ったり、歯茎や頬の腫れがひかず、10日近く苦しんだ記憶があります。

 

虫歯になるよ、という一言がなければ、あんな痛い思いはしなかったはずです。

私は比較的虫歯になりにくい体質ではないかと思っていました。

しかし、歯石取りを目的にたまに歯医者に行くと、虫歯が発覚し、ガリガリとやられてしまいました。

いつまでも虫歯が無いきれいな歯でいたい、とは誰しもが思うでしょうが、なかなかそうはいかないものですね。

 

今回、「やっぱり、歯はみがいてはいけない 実践編」を読み、今の段階で読んでいて良かった、と深く思いました。

 

 

3度の食後には必ず歯を磨く?

歯の健康に関して、これを習慣にすることは重要だと信じてきました。

しかし、どうも違ったようです。

これは単に口の中の食べかすを掃除してスッキリするための自己満足でしかなかった・・・。

あなたはどうでしょうか?

食後は習慣的に歯を磨いていますか。

これはいけないようです。

 

幼いころ私は、「食べたら磨く!」という、家族全員で歯磨きをしているゴールデンタイムのコマーシャルに完全に洗脳されました。

たくさん歯磨き粉が売れたでしょう。

しかし大切なのは、歯磨き粉ではなく唾液だということです。

食後にたくさん分泌している唾液を、きれいサッパリ洗い流してはもったいない。

この唾液には、虫歯予防だけでなく体全体の健康維持にとても重要な役割が秘められているとのことです。

歯磨きをすることで、研磨剤ともいえる歯磨き粉を使いごしごしブラシがけしても、

歯垢(プラーク)はほとんど取れないらしいですね。

虫歯予防には、歯垢除去が最重要なのです。

そこで必要なのがデンタルフロスです。

以前ネットでも見たのですが、歯科関係者の間では、虫歯予防にデンタルフロスはあたりまえらしいです。

歯ブラシをメインの道具と考えるではなく、デンタルフロスがメインなのです。

歯の表面を、ブラシと磨き砂で擦って薄皮を剥ぐのではなく、デンタルフロスを使って歯の間の歯垢を取るのが大切なのです。

 

 

兎にも角にも唾液

正常な唾液の分泌がとても大切のですが、寝てる時が要注意とのことです。

私はイビキが酷くて自分でも悩みの一つです。

寝てる時に口が開いて、口呼吸になっているのです。

横になっていて、自分では眠っていないと自覚している時でさえ、「イビキうるさい」と言われがちです。

目が覚めた時、喉がイガイガして痛いことがあります。

これは口呼吸が原因で唾液が乾燥している証拠です。

眠っている時の口呼吸はできるけ避けるべき、とラジオ番組で武田鉄矢さんも

言っていました。

 

本書では口テープの他に舌回しやあいうえ体操というものを勧めていました。

唾液の分泌を促す運動や寝ている時の口開き防止運動は毎日の日課にしようと思いました。

 

とはいうものの、舌の運動をしたからといって即効性はありません。

私はその対策として口テープを貼って寝ることにしました。

100均でマスクなどが置いてある医療コーナーに行き、サージカルテープという肌荒れしない粘着力が弱いテープを貼って寝ます。

これはいいですよ、安くて。

他人に見られると変人扱いされますが、やってみる価値はあります。

 

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おわりに

歯の健康を保つということは、体そのものの健康を保つことに直結します。

私の周りの年配の人も、歯が健康な人は大抵が体もしっかりしています。

ニュースで、日本人の平均寿命が女性で87歳、男性で80歳と過去最高で世界2位になったとありました。

しかし、平均寿命が健康年齢かといえば間違っています。

晩年の10年くらいは病気になったり寝たきり状態とのことです。

誰しも、ベッドに縛り付けられ、薬による延命よりも、自分のことは自分でできる健康な体を少しでも長く維持したいはずです。

そのためにも、本書はとても役に立つことでしょう。

 

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歯磨きは毎日のことなので、長い人生での積み重ねで大きな差になります。

後になって、あの時こうしていれば良かった、ということを著者は詳しく教えてくれています。

ドリルでがんがん削って詰め物をしたがる歯医者さんもおられますが、予防医学的視点で書かれた本書は私にはとても参考になりました。

 

 

当初は読んだらすぐにブックオフのはずでしたが、これは売りません!